臨床検査室のご案内
検査室では、患者さんから採取した体液(血液、尿など)、便、皮膚、鼻咽頭拭い液の検査を行う検体検査、患者さんを直接検査する生理学検査(超音波、心電図、肺機能検査など)を行っています。
スタッフ構成
人数7名
男性2名、女性5名
(2024年9月現在)
業務内容
検体検査部門
採血室、採尿室、救急外来、一般外来、病棟より採取された検体を院内で測定し、検査結果を報告しています。
院内で取り扱いのない検査項目は外部の検査センターに依頼します。
・生化学検査
・免疫検査
・血液検査
・一般検査
・血糖・ヘモグロビンA1c
・輸血検査
・血液ガス検査
・Covid19-PCR
主要機器
生化学検査(TBA-2000FR)
肝臓、腎臓の機能、炎症反応、栄養状態、貧血、中性脂肪、梅毒などを検査しています。
免疫学検査(cobas e 411)
感染症、心不全マーカー、腫瘍マーカー、甲状腺機能などを検査しています。
血液学検査(XN-550)
血液中の白血球、赤血球、血小板の数、異常細胞の有無、貧血の有無の検査をしています。
血糖・ヘモグロビンA1c(AH-8280)
血液中の糖分(血糖値)を検査しています。
一般検査(CLINUTEK Advantus)
顕微鏡を使って、尿検体中の細胞数や細胞の種類、細菌の有無を検査しています。
便の検査、真菌検査も行っています。
輸血検査
不規則抗体、血液型を調べて、安全に血液製剤を患者さんに使用できるよう検査をしています。
血液ガス検査
動脈血中の酸素濃度や二酸化炭素濃度などを検査しています。
Covid19-PCR
鼻咽頭粘膜から採取した検体を使って、コロナウイルスの有無を検査しています。
生理学検査部門
循環器、消化器、呼吸器、聴覚などの異常の有無を調べる検査をしています。
患者さんの身体に直接専用器具やセンサー類を用いて検査をし、測定・記録した結果を報告しています。
・心電図 ・聴力検査
・ホルター心電図 ・眼底検査
・血圧脈波検査 ・SAS検査
・超音波検査 ・PSG
・肺機能検査 ・脳波検査
主要機器
心電図
心臓の電気的活動の時間的変化をグラフとして記録する検査をしています。
不整脈の有無、心疾患の鑑別や診断の目的に行います。
(ホルター心電図は24時間記録し続けます)
肺機能検査
呼吸器の病気が疑われる時や肺活量を調べる検査をしています。
息を吸ったり、吐いたりして息を吸う力、吐く力、酸素を取り込む能力を調べます。
血圧脈波検査
両腕、両足首・親指の血圧と脈波の伝わる速さを測定し、動脈硬化の有無や程度を調べる検査をしています。
聴力検査
どのくらい小さい音まで聞こえるかということを調べる検査をしています。
聴力障害の程度、障害部位、疾患の鑑別や診断の目的に行います。
眼底検査
瞳孔の奥にある眼底を眼底カメラで撮影し、眼底の血管、網膜、神経等を調べる検査をしています。
超音波検査
超音波を用いて、心臓や腹部の臓器、血管を観察する検査をしています。
放射線の被爆の心配もなく、痛みもありません。
脳波検査
頭皮にセンサーを付け、脳の電気信号を記録する検査をしています。
SAS検査
検査機器(パルスオキシメーター)を自宅に持ち帰り、就寝前に手指に装着して頂きます。
睡眠中の動脈血酸素飽和度(SPO2)と脈拍数を測定し、睡眠障害の有無を調べる検査をしています。
PSG
睡眠時無呼吸症候群の重症度を調べたり、治療方法を決定するために必要な検査を1泊入院して行います。